卒業生インタビュー:梶田 璃央さん
受験勉強で身につけた「こつこつ取り組む姿勢」が今も役立っています。
受験勉強を通じて、思うようにいかないときもこつこつと取り組めば実を結ぶとわかったので、中学生になった今も、復習に力を入れて頑張っています。
梶田 璃央さん
南山中学校女子部 進学
Q. 名進研小学校で印象に残っている活動や行事を教えてください。
一番思い出に残っているのが、5年生のときに参加した宿泊学習です。原爆ドームや厳島神社、松山城などの歴史的建造物を見学したり、道後商店街で買い物をしたり、充実した時間を過ごすことができました。クラスの仲間と2泊3日を過ごしたことで、団結力がさらに高まりました。広島の原爆で生き残ったアオギリの子孫の苗を学校に持ち帰り、学年のみんなで卒業まで育てたことも思い出に残っています。
Q. 毎日の授業や課外活動で印象に残っていることは何ですか。
私は中学受験対策のS授業が一番印象に残っています。S授業では中学受験用のテキストを使い、習熟度別でクラスが分かれます。私は上のクラスで授業を受けたかったので、クラス分けテストの勉強をとても頑張りました。先生がわかりやすく面白く説明してくださるので、難しい単元でも楽しく勉強できました。きちんと勉強すると先生が誉めてくださって、もっと頑張ろうと励みになりました。
習ったことはその日のうちに家で復習して、宿題も丁寧に取り組みました。その結果、授業で学んだ内容が着実に定着して、自信につながりました。思うようにいかないときも、こつこつと取り組めば実を結ぶとわかったので、中学生になった今も、復習に力を入れて頑張っています。
Q. プロジェクト「SDGs」で、あなたが選んだテーマと学んだことを教えてください。
私は『住み続けられるまち作りを』というテーマについて調べました。2050年には世界の半分以上の人々が都市に暮らすことが予想されています。その中で便利で快適な暮らしをするためにはどうすればよいか、図書室の本を読んだり、インターネットで調べたりして考えました。日本の地方の過疎化について考え、土地不足や大気汚染、自然災害など様々な地球が抱える問題を知る機会となりました。
研究結果を発表するために、iPadで資料を作ったり、プレゼンテーションの方法を考えたりした経験は、中学生になった今でも役に立っています。理科の自由研究の発表をしたときには、人前でわかりやすく伝える工夫ができました。
Q. 中学受験の勉強はどのように取り組みましたか。
小さい頃から医師に憧れて、そのために南山中で勉強したいと思って受験を決めました。中学受験の勉強では苦手をなくすことに重点を置きました。S授業のテキストで、間違えたりできなかった問題にはその都度印をつけて、繰り返し解きました。テキストの問題は中学受験に重要な問題ばかりなので、何度も繰り返すことで苦手な単元の問題も解けるようになり、自信につながりました。
担任の先生が、個別課題のプリントを毎日くださったので、いろいろな問題に触れることができました。算数では先生が難関中学の過去問を課題に出してくださって、解けたときにはとてもうれしくて、励みになりました。低学年のころからコツコツと勉強する習慣がついていたので、ペースを崩さず進めることができたと思います。
受験直前は緊張と不安でいっぱいで、泣いてしまったこともありました。でも担任をしてくださった先生たちから励ましの言葉をいただいたり、家族に応援してもらって、受験の日を迎えることができました。試験中は、意外にも落ち着いて解くことができました。合格したときは、「今までの頑張りが報われた!」と思って、とてもうれしかったです。
Q. 南山中学校での生活で、大切にしていることは何ですか。
南山中学はとても自由な校風で、生徒が主体となって行動できる環境が気に入っています。入学してから、たくさんの友達ができました。学校行事の合唱大会では、アルトのパートリーダーを務めました。パート別で練習をするときに修正点や改善点を提案し、みんなから出た意見をまとめて歌を仕上げていきました。名進研小学校で学級委員を務め、クラスをまとめた経験が生かされたと思います。合唱大会ではクラスを優秀賞に導くことができ、いい思い出となりました。
中学は授業の進度が速いので、毎日の予習・復習を心がけています。受験勉強で身につけた「こつこつ取り組む姿勢」が今も役立っていると思います。テストの機会が増えたので確実に定着させることを目標に頑張っています。
Q. 将来の夢を教えてください。
将来は医者をめざしたいと思っています。両親ともに医者だったので、私も人の役に立つ仕事をしたいと小さい頃から漠然と考えていました。最近両親の職場を見学してさらにその思いが強くなりました。大学で医学部に入るために勉強面で努力することはもちろんですが、一つ一つの物事を丁寧に間違いなく取り組むよう意識しています。