伊東達矢校長ブログ
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2024.03.11
主体性と自主性
文部科学省は、「主体的な学び」を「学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成の方向性と関連付けながら、見通しを持って粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる」ことと定義しています。その解釈はさておき、いま教育の場で「主体的であること」や「主体性」が重視されていることは間違いありません。 気候変動、環境問題、人口減少、国際紛争など、現代のわたしたちは答えが一つに決まらない課題に...
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2024.02.26
どうして大人は子どもの成長に感動するのか
久しぶりに孫に会ったおじいさんが、「大きくなったね」と目を細める光景はよくありそうです(中学生ぐらいになると、「小さくなるわけねえし」と憎まれ口をたたく孫もいるかもしれませんが)。いっぱしの口をきく...
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2024.02.13
続・入試問題
1月16日のブログで、今年の大学入学共通テストの国語について書きました。小説は牧田真有子『桟橋』の一節で、主人公イチナは16歳の高校生です。この共通テストと、今年出題されたある私立中学入試の小説の設...
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2024.01.29
「この本、読んで」
わたしたちは、初めて会う人からこんなことを読み取ろうとします。 ・頭がいいか(知性) ・誠実か(信頼性) ・明るいか(外向性) ・いっしょにやっていけるか(協調性) ・情緒が落ち着いているか(安定性...
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2024.01.16
入試問題
入試問題 受験シーズンです。名進研小学校の6年生たちも正念場を迎えています。 1月13日・14日には大学入学共通テストが行われました。50万人規模、最大級の一斉テストです。 前任の私立高校で学年主...
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2023.12.19
盆栽教師
とかく教師は教えたがりです。知識を伝えたくてたまらない。間違いを指摘しないではいられない。子どもたちをもれなく理解できるようにしたくなります。その結果、子どもたちがそうかと納得した顔をすると、しみじ...
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2023.12.14
自分たちで考える
休み時間、子どもたちに校長室を開放しています。広さの都合で8人までにしていますが、日によって大勢来ることがあります。 先だっての昼休み、開放中の扉から、3年生を中心に次々に子どもたちが入ってきまし...
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2023.11.24
どうする、しつけ
身が美しいと書いて「躾(しつけ)」という漢字を当てます。もともとは、裁縫のときに形を正しく保つために荒く縫い付けたり、田畑に作物を植え付けたりすることを「仕付け」と称しました。そこから子どもに礼儀作...
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2023.11.17
子どもの声がしない学校で
11月9日(木)、愛知県内全域にインフルエンザ警報が発令されました。名進研小学校でも欠席者が急増したため、11日(土)から5年生を学年閉鎖、2年生1クラスを学級閉鎖としました。13日(月)、他学年に...
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2023.10.30
助けてと言えない
いじめや虐待が発覚したとき、どうしてもっと早く助けを求めなかったのかと疑問に思う人がいます。でも、助けてと言えない子どもは少なくありません。子どもは、自分の身に起きていることが人権侵害だとわかってい...
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2023.10.16
合い言葉
名進研小学校の子どもたちは、スクールバス、自家用車、公共交通を使い、広域から通学しています。最寄りの駅やバス停まで歩く子どもたちは、終業後に校内で集合し、数組に分かれて集団で下校します。そのとき、リ...
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2023.09.22
副担任
名進研小学校では、各学年3人の担任に加え、3人の副担任が入った計6人で学年団を構成します。担任と同じ人数の副担任が協業することで、子どもたちへのきめ細かな指導を図っています。 公立小学校にはほとん...
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伊東 達矢
ご挨拶