伊東達矢校長ブログ
2023.04.29
授業参観
昭和の日のきょうは参観日です。保護者は各学年とも3時間目の担任の授業を参観します。
参観日ということで、いつにもまして張り切って手を挙げる子もいれば、お母さんやお父さんの姿が気になってついきょろきょろしてしまう子もいます。高学年になると、普段と変わらない態度を取ろうとするのですが、親が来ているのを意識しているのは伝わってきます。どの子も学校でがんばっている姿を親に見てもらいたいのですね。
授業をする教師も緊張します。特に初めて担任をする教師のプレッシャーはいかばかりでしょう。準備万端整えても、予定通りに授業が進むとは限りません。子どもとのやり取りで思わぬ方向へ向かうこともあります。でもそれが対面授業の醍醐味です。子どもたちの息づかいと、保護者の視線を受けて授業を組み立てていくのは、教師としての成長に大いに役立ちます。
名進研小学校は専門教科教員制ですから、担任が教える教科は別々です。どの教師も参観用に特別な授業を用意するわけではありませんが、「見にきてよかった」と保護者の方に思ってもらえるようにしたいとそれぞれ工夫をするものです。
保護者からすると、わが子の授業中の様子を直接目にできる機会ですから、関心も高まります。授業を受ける姿勢から子どもの集中力を確かめようとしたり、授業中の雰囲気からお友だちとの関係を感じ取ろうとしたりする様子がうかがえました。
学校にとって保護者は、ともに子どもの成長を喜び合うパートナーです。子どもが健やかに成長できるようにいっしょに努力をし、協力し合えたという過程を共有することで、保護者も教師も学びを実感できるのだと思います。
参観日の翌日からはゴールデンウィーク。名進研小学校のグラウンドにも、子どものたくましい成長を願う鯉のぼりが泳いでいます。

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