伊東達矢校長ブログ

2024.05.30

心ない言葉をかけられたら

 子どもは時に残酷です。心ない言葉をつい口に出してしまうことがあります。
・「バカ」「アホ」「のろま」といった能力を否定する言葉
・「死ね」「殺す」「消えろ」といった存在を否定する言葉
・「キモい」「ウザい」「キショい」といった人格を否定する言葉
・「デブ」「ハゲ」「チビ」といった身体的特徴を否定する言葉
・「ブス」「ブサイク」「おかちめんこ」といったルッキズムに基づく言葉
 こうした言葉は人を傷つけます。いじめにつながることも想像に難くありません。耳にした大人(親や教師)は必ず注意するでしょう。
 けれども、「人がいやがることを言ってはいけません」とお題目を唱え、言葉の使用を禁止しても、子どもにはあまり刺さらないようです。いやがることを承知で使っているからです。大人の目があるところで言わないようにするだけです。
 では、心ない言葉をかけられたとき、どうしたらいいのでしょうか。
 わたしも「デブ」と言われてからかわれた経験がありますので、この言葉を例に考えてみます。
①「デブじゃないよ」と抗議する
 実際に他の人よりふっくらした体型なら、「だってデブじゃん」と、はやしたてられてしまいそうです。
②無視する
 無視すればするほど、しつこく言ってくるのではないでしょうか。からかうのは、いやがる反応を見ることが目的ですから、「無視するなよ」と追いかけてきます。よく「相手にしなければいい」と言いますが、無視すればつけあがります。
③先生に注意してもらう
 一時的におさまるかもしれませんが、「先生にチクった(告げ口した)」と憎まれ、からかいが陰湿なものにエスカレートするかもしれません。
 抗議したり、無視したり、注意してもらったりしてもやめないなら、がまんするしかないのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。こう言ってやりましょう。
 まず、「確かに自分は太っていますよ」と、自覚していることを伝えます。
 次に、「でもそれを『デブ』ってからわれると、とても悲しい」と伝えます。「デブ」なんて言われたら腹も立つでしょう。しかし、怒りが外へ向けた感情であるのに対し、悲しみは自分自身の思いです。内面の悲しい気持ちを、人は否定することができません。
 そして、「誰だって自分のからだのことをばかにされたら嬉しくないでしょう」と問いかけます。ばかにされて嬉しい人はいません。だから答えは、「からだのことをばかにされたら誰でも嬉しくない」という一つに決まります。「オレは(ばかにされても)平気だし」と言ったとしても、「嬉しい」わけではないので、負け惜しみにすぎません。
 からかう意味が見いだせなくなると、面白くないのでやめるでしょう。
 実際は簡単にいかないかもしれません。でも、人との関係づくりにも、考える力(思考力)、決める力(判断力)、伝える力(表現力)が必要なのは疑いありません。

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