伊東達矢校長ブログ
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2022.08.09
伝える力
校長室の前に、「最近身のまわりにあった楽しいこと、うれしいことを、1分で校長先生に話してください」と掲げています。表現力、つまり伝える力のトレーニングです。休み時間に校長室を訪れる子どもたちに声をかけると、けっこう応じてくれますが、なかなか60秒も持ちません。 たとえば、「きのうわたしの誕生日で、友だちがプレゼントをくれてうれしかったです」と言った子がいました。これでは10秒もかかりませんし、...
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2022.07.25
トラブルに向き合う
入学を検討されている方に、説明会や個別相談会、オープンスクールを開いています。予約して足を運んでくださる方と対面でお話しできるのですから、わたしたちにとっては学校の魅力をダイレクトにお伝...
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2022.07.20
読書感想文②
読む本は学校が指定します。課題図書とも言います。宿題として課す以上、これは避けられません。どんな本を読んでいいかわからない子どももいますから、本を指定するのは思いやりでもあります。 読んで感じたこと...
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2022.07.19
読書感想文①
夏休みなど長期休みの前になると、多くの学校で「読書感想文」が宿題に出されます。この読書感想文が苦手な(ありていに言えば嫌いな)子どもは少なくありません。読書感想文が苦行だったと思い返す大人もいるでし...
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2022.07.12
してくれたらうれしい
大人は子どもに「しなさい」とよく言います。家で親が、学校で先生が言います。「早く起きなさい」「よそ見しないで食べなさい」「きちんと服を着なさい」「あいさつをしなさい」「廊下は走らず歩きなさい」「人の...
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2022.07.07
ほんもの感
七夕のきょう、給食の献立は、彩りカレー風味ご飯、星のミートコロッケ、夏野菜のツナ和え、そうめん汁でした。星型の2つのコロッケは織り姫と彦星を見立てたもので、そうめんは天の川です。子どもたちは、短冊に...
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2022.06.30
ファストパス
ファストパス 休み時間に校長室を訪れるお友だちの数が多くなり、「密」になるだけでなく、子ども同士でぶつかったり、大きな声が廊下にまで響いたりする場面が出てきました。 そこで一度に入室できる定員を決め...
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2022.06.13
駆ける、跳ねる、叫ぶ
子どものいる世界では、駆ける、跳ねる、叫ぶというのが日常です。 登校時、昇降口に立っているわたしを見つけると、1年生のお友だちが「こーちょーせんせーい、おはよーございまーす!」と叫びなが...
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2022.05.30
目力(めぢから)
マスクの着用について、政府から新たな指針が公表されました。 厚生労働大臣は、これから気温や湿度が高くなり、マスクを着けていると熱中症のリスクが高まることから、学校でも、人と離れているとき、体育の授業...
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2022.05.19
図に乗るな
校長に着任して1か月が過ぎました。子どもたちをはじめ、多くの人を相手に挨拶したり、話したりする機会が続きます。中高一貫の男子校に一教員として勤めていた3月までとはまったく勝手が違います。組織を代表す...
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2022.05.09
どうぞお入りください
校長室の扉を開放しています。取っ手には「どうぞお入りください」「いまいません」「おきゃくさまがきています」のいずれかの札が吊り下がっています。子どもたちだけでなく、教職員でも、保護者の方でも、ふらっと...
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2022.04.28
泣く子は育つ
子どもは泣くものです。涙を流し、声の限り泣き叫びます。それがいつからでしょうか、声を殺して泣くのをこらえるようになります。小学校高学年ともなれば、まず人前で泣くことはありません。 小さな子が泣いてい...
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